ブラジル・サウヴァドール日記 2004 Brasil Salvador
3/9(火)
今日も9時すぎに起きたぜ〜。ありえないー。
って言うのも9時からカウサにロゴを刷るってトニーが言ってたから。
でもトニーはでかけてしまった・・・。
まあインク買ったりって用件もあるんだけど。注文したカシシーがでかいんで半分取替えにとかビリバ追加5本とか
バケータ20本とか俺らの注文も。
さかやさんは今日の昼飯にアニーに習いながらバタパーと言うバイーア料理を作る。
まだ俺食った事ない料理。
俺は荷造りを軽くスタートさせる。
しばらくしたらアニーとさかやさんがベランダに行ってピーナッツの皮を取り除く作業をはじめた。
ざる使って放り上げる。俺もやった。結構落としてしまった・・・。

そしてなんかかき混ぜる作業。

これがエグくて鍋の中はニツグツと煮えててたまに飛ぶ。
飛んだのに当たるとまず火傷する。
避けられるかと思ったけど速くて避けられない、こいつはただもんじゃあねえぜ〜。
さかやさんはかなり火傷をしてた。アニーも。俺は2人より手が長かったりでなんとか軽くですんだけど。
こんな作業をしないとダメな料理かよ〜。こりゃ日本では滅多に作らないな。
最近はこっちでもちゃんと作る人少ないらしい。
一昨日と昨日の雨で屋根の上に水がたまってる臭い。
いつもアニーがのぼるんだけど今日は俺が行く。いっとかないと。
アニーよくこれ毎回のぼるなあ・・・。

右側の写真の木がアカデミーアの前に生えてるんだけど、こいつのおかげで日陰ができたり家が涼しくなったり
いい事もあるんだけど枯葉が屋根にたまって排水溝を塞ぐ事がある。
で、ソレを取る。まああんまりたまってなかったけど。
まったり写真撮りながらすごしてたらアニーとさかやさんものぼってきた。
そして降りた。

そしてバタパーを食う。苦労して作ったバタパー。
はじめて食うんだけどうまいですねコレ。今まで食わなかったのがもったいない。
栄養も満点臭い。
でも腹持ちが悪いらしいけど。
まあ日本に帰ったらいつかの日曜の練習後に作ってくれるかもです。
って言うかバイーア料理こんなに作れる人って東京にどれだけいるんだ?
トニーもフラカォンも褒めてた。10点!
そんで海に行く。もう3時半だけど。
すげえ満ちてて人が少なかった。そして荒れまくってた面白いほどに。
さかやさんは練習してた。
俺はだらけてた。

練習してたら知らない人が声かけてきた。カポエィラしてたって人。ありがちだけど。
さかやさんとちょっとジョーゴした。

そんで帰って今度はもって帰るグループのカウサにロゴを刷る。
あ〜2本失敗した〜。速攻で洗った。
ヴェルースカが来てた。今日は彼女の誕生日らしい。メストゥレ ヴェフメーリョ27と同じじゃん!
シェレータが来て邪魔をする。
昨日急に判明したんで今日から木曜に帰ることをみんなに言ってる。ダヴィの甥のルーカスとか悲しんでくれてた。
シェレータには言い忘れたけどこいつはどう言う反応するのかな。
帰る前に誕生日プレゼントくれとかかな。
明後日って思うと急に帰りたくなくなってきた。
正太郎さんは旅費は俺が出すからフォルマトゥーラにいるべきだと言ってくれる。
フラカォンは一日中帰りの事を言う。
ほんとつれえなあ〜。金持ちになりてえなあ〜全く・・・。
トニーがフラカォンとヴェルースカと俺らにサンドイッチをくれた。
そして19時半。今日はメストゥレ ヴェフメーリョ27の命日って事でメストゥレ バンバがうちらとかをホーダに招待したんで行く。
練習あると思って来ちゃう人のために19時半まで待ってたんだけどそしたらサンドラとタチアナが来た。
そしてさすがにホーダには行かないので帰った。
トニー、フラカォン、アンドレー、インジオ、俺、ネゴ ダナード、さかやさんで行く。
バスでメルカド モデーロ前まで行ってそこからラセルダ エレベーター乗って上街へ。
テヘイロ ジ ジェズスは火曜なのでフェスタ。でもインジオはずっとCDでフォホー聞いてる。
こいつのペースは妙だ。
2年ぶりに訪れるアソシアサォン ジ カポエィラ メストゥレ ビンバは階段に監視カメラがついてたり
額縁が青で揃えられてたり観客席に平台を設置してたりとかなり変わってた。
ついた時はとりあえずビリンバウ2本とパンデイロ1つとアタバキでトーキはサォン ベント グランジ ジ アンゴーラを弾いていた。
もう20時だったんでその前がどうだったかはわからないけど。
2年前とは色んな事が変わったなあ〜。
半分は2年前にはいたのかどうかわからないけど知らない人だった。
メストゥレ バンバは当然いて、テカ、カバッサ、トイーニョ、ネグレッチ、クエッカ、クレーベル、カルンガ、フィースコ、リジェイロ、
年季の入ったおっちゃん(名前知らないけど好き)とかいた。
あとオーストラリア支部のチャンとその仲間達。
ボッカォン、シャレウ、グァラサインがいないのは残念。カレーガもメドゥーザもいないし。
女はテカとカルンガだけと言うわけで。
あとメストゥレ オレーリャとプロフェソール ペルナ ロンガとオレーリャの息子とかキルベーの連中と、
メストゥレ ボア ジェンチのところのフォルマード ボイと生徒達。
あと多分どこか外国のグループにいて、こっちに来てここで練習してる人とか。
シャレウとグァラサインがいないからだと思うけど歌が昔ここで聞いてた歌とは違う歌ばかりで、
変な気分だった。新しい人が多いから当然なんだろうけど彼ら2人の影響結構でかいからなおさら残念。
最初にチャンとジョーゴした。久しぶりに会えてそしてジョーゴできて嬉しい。
相変わらずいつも笑顔だ。俺に英語で話し掛けるのはやめてくれ〜。
さかやさんはカルンガと何度も何度もジョーゴしてた。テカともしてた。
やっぱり女はいいなあある程度落ち着いてジョーゴさせてもらえる。
男は入れ替わり激しいし狭いので割って入りやすいところにあまりいられない。どんどん人が動くから。
でも一通りやりたい人とはジョーゴできたかなあ。メストゥレ バンバとは2回ジョーゴした。
ホーダ中何度もやばいシーンがあって、メストゥレ カベルードも招待してたらしいけど来なくて良かったよと思う。
フィースコはまだ黄帯だったし相変わらず太ってたけど動きが断然軽くなってた。
アタバキ相変わらず叩きまくるしなんでこいつがまだ黄帯なんだろう。
2年ぶりにここでジョーゴして、一応当然だけどそれなりに成長したんだなあとなんとなく思った。
そしてあと、彼らは彼らのジョーゴをしてて、俺らは俺らのジョーゴをしてた。
俺はもう完全にグルーポ テンポのスタイルでジョーゴをしている。
変わったのは俺もなんだよな〜当たり前か。彼らの目にはどううつったんだろう。どうでもいいかな。
カバッサが褒めてくれてたけど。
カバッサは腰を痛めてると前から聞いてて、そしてずっとビリンバウだけやってたんで当分ジョーゴもできないのかなあと
心配になったけど後半いきなりさかやさんとジョーゴはじめた。みんな大盛り上がり。
大盛り上がりになるほどホーダに出れてないのか?
相変わらず強かったので安心。
ホーダ後はお話が相変わらず長かった。ビジターっぽい外人の女の子が座ったりしてて凹んだ。
そしてみんなと挨拶。写真撮ったり。
トニーは相変わらず写真撮る才能がない。

昔から知ってるみんなとは全然相変わらず話せるんだけど知らない人たちとはどうも凄い距離と違いを感じる。
そう言うもんなのかなあ。
リジェイロがずっと使用人の如く働いていてせつなかった。リジェイロ〜石はもう出ないの?
帰りはフェスタだったけどそのまま帰る。
ラパまで行ってバスに乗ったんだけど(プラッサ ダ セーで待ってた方が絶対良かった)、
歩きながらずっと今日のホーダについてみんな話してた。
俺はこう言う良い形でアソシアサォン ジ カポエィラ メストゥレ ビンバに行けて良かったと思った。
色々あったけど自分的にはジョーゴは楽しかったし。
家の鍵閉まってたんでアニーが開けてくれたんだけどアニーは朝から腰が痛いと言ってて、
ソレがまだ続いてるっぽい。階段上るのも辛そう。
トニーがアニーに湿布をあげてやってくれと言ってた。
そして家族のためにメシを食いにでかけて行った。とうちゃん仕事後なのに・・・。
さかやさんヴァージョン
朝起きてみたらアニーが死にそうに横たわってた。
どうも腰が痛いらしいのでマッサージしたりしてみるけどどうも疲れが溜まってるんだろうなあ。
おそろしく固まってる。
今日はヴァタパーという料理を習う約束をしてる。
アニーの得意な料理のひとつなんだそうな。
もう出発の2日前。もっといろんなバイーアの料理を習いたかったな・・・。
正太郎さんはカルルーができるんだけど実は私はまだカルルーを作ったことがない。
ヴァタパーとカルルーは進行途中で同時に作れるらしいので、オクラも買ってくるように言われた。
でも残念なことにいいオクラが今日はなかった・・・。
でもカルルーはただ材料が違うだけだから簡単に作れるわと言われた。
鶏肉を買ってシンシンという料理を一緒に作る。
ヴァタパーはいろんな材料をたくさん買わないといけないのと、あと作業がすごく多くて大変だ、といわれていたけど、
実際大変だった。まずピーナツを炒って、皮を剥く。日本だったらもう皮なしのを売ってる・・・。
皮を剥いたものを風にさらして皮を落とす。(原始的!)竜太さんも手つだってくれて、かなり上手だった。

乾エビは全て頭と足を取って分ける。
材料はたくさんあるのだけど、これらすべてを炒って、そしてミキサーにおのおのかける。
昔はミキサーがなかったからぜんぶ潰して擂ってたのだという。
バイアーナは時間をかけて料理を作る。
でも最近のバイアーナは二世目に入っていて、町で売ってるアカラジェーは実は殆どが材料の種類が
半分くらいで、手を抜いてるのよとアニーは言っていた。もうちゃんとバイーア料理作る人なんてあまりいないんだとか。


材料は今買うと高いけれど、昔はすべて自然の恵みで自分たちの側でとれたものだけだった。
そして驚くべきことに材料が揃ってからずっと混ぜながら煮詰めるのだけど、コレを本気でやる人は4時間やってるらしい。
魔女の料理のごとくグツグツと沸騰しているのをぐりぐりとかき混ぜる。
なので中身が時々飛んでくるのだけど、これのおかげでアニーも私も火傷してしまった。
ちなみに胸にとんだのはかなりひどい火傷跡になってしまった・・・。エライ料理だのう。
やっとできあがってもう2時を回っていた。
みんなでやっと食事。竜太さんも参加してくれた料理なので格別おいしい。
でもデンデーが入っているので私はスプーン一杯分しか食べられなかった・・・。
栄養価が高いらしいので、日本でも是非作ろうと思ったけど、時間のあるときじゃないと無理かも。
あと日本で作ったら材料費がバカにならんと思った。
さて料理を終えてご褒美に海へ行く。
飽きもせず毎日技の練習をしてるんだけど、いい加減またもとに戻って・・・を繰り返していて
かなりもどかしい。竜太さんは日焼けしてた。
無理無理に今年初めて二人だけで写真を撮ってみたけどうまくいかなかった。
慣れないことはするものではないということか。
夜、いよいよペロゥリーニョへ向かう。
緊張するな。
でもカルンガと約束してたから行かれて良かった。
グラドゥアード以上は下からカルンガ(旧ピリキータ)、名前しらない人、ネゴ、ネグレッチ、竜太さん、
アンドレー、インジオ、トイーニョ、クエッカ(ブッダ)、カバッサ、プロフェソール・ペルナ・ロンガ、
プロフェソーラ・テカ、トニーとメストレ・オレーリャ、メストレ・バンバ。
以前竜太さんがいたときに一緒に練習していたっていうオーストラリアのチャンっていう人がいた。
チャンはアジア系オーストラリア人なので、最初自分は知らないカポエィラ ヘジォナウ ジャパォンの人かと思った。
様子をみつつホーダに入る。
結構やった気がする。
メストレ・バンバともジョーゴした。
カルンガとも約束どおり充分ジョーゴした。
ちなみに女は全体的にいい感じの人が多くて、特に問題なかったけど、男は最後がもみくちゃになる
シーンが結構多かった。
うちの連中はネゴを筆頭に最後絞められたり、ジョーゴの終わり際にポンテイラもしくはマルテーロウを
入れられることが何度かあって、ネゴは床に倒されて打ち所が悪くうずくまってしまい焦った。
苦しそうに倒れこんで、トニーに後ろに運ばれていった。
ここでケンカになるかと心配したんだけど、以降みんな組み合わせに注意するようになって、結局ケンカはなかった。
っていうか今日はメストレ・ヴェフメーリョの誕生日なんだしもっと平和かと思っていたので悲しい気分になった。
メストレ・バンバもそのことを注意していたけど、若い人が多いから仕方がないのだろうと思った・・・。
結局最後にお説教を兼ねたお話が40分もあった。
驚いたのは、数人が途中で座ったということ。
ネゴは途中でめまいがして一度座り込んだけどちゃんと立って聞いてたのに、ビジターでよそのグループ
から来てた外国人の女の子たちは、平然と途中で椅子に座ってあくびしながら聞いてた。
ホーダの途中でもオロドゥンが通ったら踊りだして外へ出て行った。
これはものを学ぶものとして常識がないんじゃないのか?といささか怒ってしまった。
トニーはメストレ・ヴェフメーリョの時代に自分がここで熱意をもってカポエィラをしたっていう思い出話と、
あとメストレ・バンバの息子とかトイーニョとかがその頃はまだ全然小さかったのに今立派にカポエィラを
してることをとても嬉しく思うというコメントをしていた。
帰りはラパまで歩く。
帰りながらみんなが今日のホーダについていろんな話をする。
個人の考え方、グループとしての考え方がはっきりわかってとてもおもしろかった。
特に今日のトニーの話にはトニーのカポエィラに対する強い情熱を感じた。
いい経験をしたと思った。
ハステイラをマークした時カルンガが怒った顔が忘れられないけど、これも、以前カルンガに
チゾウラされたのもすべていい経験だと思える。
転ばない奴は学べない。
人生においてだってそうだ。たくさん転ばないといけない。
バスをたくさん待って帰る。
明日はお別れホーダをやるとトニーが急に言い出した。