★ブラジル・バイーア・サウヴァドール、カポエィラ滞在感想文
2004-2005 Brasil Salvador
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青帯 村山(Sací Pererê)
1.子供と一番接した2ヶ月
正直最初はとまどった。ブラジルに着いた日のホーダで、子供たちの異様な盛り上がりというか惨状を見てちょっとひいた。
ホーダの始まりの方はほぼ子供たちだけでジョーゴ組ませるのだが、その待機をしている子供がひどい。
バテリアの前で座り込んで、自分の場所を取るために俺をどかそうとする(特にシェレータ)。
ガブリエゥは彫りの深い顔で泣きそうになりながら俺の方を見て歌うし、
いつのまにかおばちゃん(カシーニョ。4歳?)はバテリアの椅子に座っている。
「こんなところで2ヶ月もやっていけるやろか。」
そんな俺も2ヶ月いるとアカデミーアの前のベンチで近所の子供をはべらせながら、お菓子をもらえるまでになった。
大部分は人懐っこい子供たちによる部分が多いけど、俺だって子供の練習を見るときは人知れず張り切ったものだ。
おばちゃんには「あんたが先生やるの?やってらんないわ。」といわれたけれど。

とにかく自分の人生の中で一番子供と接した2ヶ月だった。俺一人っ子やし。
だからこのブラジル滞在で一番の思い出は、子供たちと仲良くなれたこと。
あれだけ苦手だったおばちゃんですら最後の方はちょっと愛着わいた
(おばちゃんは一人で帯まけないので、大人に頼みにくる。3回くらい巻いてやった)。
ホドリーゴは写真とると必ず「cade?(写真どこ?)」と言う。
ガブリエゥは小声で箒を指しながら「カスカドゥーラ(イイダさん)の頭だ」と言ってくる。
ただ、日本帰る前日にホドリーゴとガブリエゥに記念に電気あんまをしてやっていたら(超うれしそうな顔をして喜んでた)、
おばちゃんに「私にもやりなさいよ」とM字開脚で迫ってこられた時は困った。
何の根拠もないけど、ブラジルは子供が多い気がする。甘やかしすぎとも思うけど、元気いっぱいでおもろい子が多い。
アニーからよく「子供は希望だ」なんて言葉を聞いたけれど、「そうかもなあ」としみじみ思った。
ブラジルの子供達のいろんな問題にまで目がいかなかったけれど、
まず「元気いっぱいでおもろい」と思えるようなことが沢山あったので、子供たちには期待している。
2.ブラジル流もてなし
もうひとつ心に大きく残ったことは、ブラジル流もてなし。特にオンサプレッタとヴェフメーリョ。とにかく家族を紹介する。
オンサプレッタん家では、オンサパパ(安部譲二みたい)がやたら昔の写真を見せてきて、どこでも親は同じ感じやなあと思った。
子供の写真はどんどん見せるくせに、自分の若い時の写真があると途端に照れる。家族を愛している様子が伝わってきた。
あと彼女のフェルナンダの家では腹いっぱい食わせてくれた。
また、オンサプレッタは紳士で女性の扱いについて俺はほんと色々口出しされた。
「バスに乗るときはまず彼女で、次にお前だ」とか「彼女を窓側に座らせろ」とか常に注意されてた気がする。
ちゃんと言うこと聞いたけど、少しのミスも許されないのでちょっとうざい。
実際オンサプレッタは行儀がいい。ヴェフメーリョとえらい違いだ。
当然フェルナンダにも優しいんだと思うけど、オンサプレッタに「サシー一緒にちょっと買い物いくぞ」と言われてついていったら、
フェルナンダの生理用品の買い物だった時は、「オンサも大変やなあ」と心から思った。
ヴェフメーリョは家がレストランなのもあって、一番もてなしてくれたと思う。
正直ヴェフメーリョは去年来日した時、とっつきにくいなあという印象だったけども、こっち来て分かった。マジいいやつ。
バチザードの前に俺が軽く落ち込んでる時に、敏感にそれを感じ取ってうまい具合に二人になるよう誘って、
「落ち込むな。カポエィラは人を自由にするものだ。」みたいなことを言ってくれて本当嬉しかった。
何を言ってくれたかはっきりとは分からないけど、単語の流れや雰囲気で十分伝わってきた。
またヴェフメーリョママの50歳の誕生日パーティーにも誘ってくれて、そこでも家族の愛情が満ち満ちていた。
全体的に思ったけれど、ブラジル流のもてなしは、「つまらないものですけど」とか「汚い家ですけど」とか全然言わない。
何かそういうクッションみたいのなしで「あれ食えこれ食え」でおもしろかった。また、意外と心配りが細やかで驚いた。
もてなし慣れてる感じ。家は正直そんなにきれいではなかったけど、
もてなしで一番大事な雰囲気や心配りが充実していたので、いいもてなしをしてもらったなあと思う。
今思うと去年や一昨年トニー達が来日した時、俺は全然もてなしをしてあげられなかったなあ。
ヴェフメーリョとは面識があったけど、オンサプレッタとかはブラジルで初めて知り合ったのにこんなにもてなしてくれる。
ちょっと恥ずかしいと思った。今年来日する時はできるだけもてなしてあげたい。日本流で。
3.練習・バチザード・旅
最後になし崩しですけど練習とかについて。正直練習内容は日本とそんなに違うものではないと思った。
ただ、やはり練習相手がすごい。特に青帯なのでケーダの練習は死ぬ気でやらないと怪我すると思ったし、実際怪我した。
とにかくみんな俺より体格いいし、身体能力上だし、カポエィラうまいから頭使わないといいようにやられてしまう。
そんな中でいかに戦うか、ヒントはちょっとつかんだけれどなかなか実践できない。
成果は出てないけど、そういう意味ではいい経験ができたと思う。
バチザードは、俺は昇段しなかったからサポートだけだったけども、見守る側なりに嬉しいイベントだった。
今までバチザードと言えば自分の昇段のことしか頭になかったから、
今回ブラジルでサポート役の立場に立って色々感じるところがあった。
また、昇段した3人も非常にがんばりが伝わってきたので嬉しくなった。
これから自分は見守る側となることが多いと思うから、今回嬉しくなった気持ちを忘れないようにしようと思う。
あと年末年始の旅は、色々問題があったけど、イグアスの滝の近くの「鳥公園」でトゥカーノ(オオハシ)に
襲われたことが一番の思い出です。あいつらかわいいなりして人襲います。まじこわかった。
とりあえずそんな感じでした。危ない目にもあわずいい人ばっかりでブラジルは楽しかったです。以上。










良く踊ってる村山翔くん


