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ブラジル・サウヴァドール日記
2004-2005 Brasil Salvador

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01/16(日) さやか日記

今日はいよいよバルサンを焚きました。
台所のゴキブリの状況は多分みんなが思っているよりずっとひどいです。

食器を避難させたりなんだりしてると結構な時間になってしまった。
バルサンを焚くと煙がでるので、火事と勘違いされるのではないかと思い
ちゃんと門番にことづけてアカデミアへでかける。
朝わざわざトニーからこれから出かけるけどアカデミアは好きに使えと電話があった。
夕べも私たちは空港の帰りにペロゥリーニョに行くと言っていたので、(実際は行かず)
心配して電話があった。ちいさな女の子二人なので心配されているのだろう。
竜太さんがいないし。

薬局前で電話を使おうと思ったんだけど、薬局前に良くない感じの子供がたむろってるなーと思ったけどやっぱりそうだった。
多少でも危険を感じたらそこには近づかないようにしないとね。
薬局でアイブローを買う。日本のみんなも練習の時にはちゃんと眉毛を書くように!
アカデミアでPCつなごうとしたんだけど、うまくいかない。
アカデミアのPC自体でためしてみたけどつながってないからどうもおおもとの問題みたい。
なんですぐあきらめてペロゥリーニョに向かう。えらいバス待った。

カルナヴァウが2月の頭なので、カンポ・グランジのあたりはもう全然違う顔になってる。
そんですっかり忘れてたんだけど日曜なんでアヴェニーダ・セッチ一帯はお休みだった。
そのあたりで買い物しようと思っていたのだが・・・

いきすがらのバスで話をする。最近よくしゃべってる気がする。
ゆうやはアルチスタのバチサードはオレーリャのとこだと思ってた。
でもそういう勘違いはままあることだと思う。私も最初のころはなんだかわからなかった。
そんでアソシアサォン・ジ・カポエィラ・メストレ・ビンバだった人たちとノルデスチのコミュニティの違いを説明したりなんだり。

ゆうやもともさんもおみやげを買ったりして過ごす。
トモさんはブラジルの国旗(正太郎さんが部屋に飾ってるやつ)を買ってた。
あとアクセサリー。トモさんは自分でもビーズで作ったりしてるのでいろいろ物色してた。
私は通販用のアクセサリーを買った。リクリーでできてるビリンバウの。でも高いなー。
クバーナでアイス食べて、そのあとトモさんとゆうやは皮のサンダルを買った。
ジュリオっていう20歳の店主が全部自分で作ってるらしいけど普通によくできてると思う。
ゆうやはアンゴーラのワークショップで相手してくれたカポエィリスタのはいてた皮サンダルが気に入ったらしくて、
ソレに似てるのを値切りに値切って購入。かなり粘った気がする。
帰りのバス停でおばちゃん二人組みにつかまって話しこんでいた。
本当にこっちの人って知らない人にガンガン話しかけますよね。
今回まだ一週間しかいないけど、随分といろんな知らない人と話してる気がする。
これからイタポァンでアホッシャのフェスタに行くんだと言ってた。
はあーはやってるんだね。でも私はダサイなあと思う。

アカデミアについたんだけど当然のように日曜なのでどこもかしこも店は閉まってた。
うーん夕飯の支度が・・・

PCをネットにつないで、ゆうやたちが使ってる間ビリンバウを控えめに弾いていたらアニーがやってきた。
くらーいアカデミアの中で今日はサォン・ラーザロにやってきた新しい神父の話。

サルヴァドールの中で、各教会の神父は時に転任して他の教会の面倒をみる。
新しくサォン・ラーザロにやってきた神父は実に若くて、まだ30歳。
でもとてもすばらしい人で、きっとアニーが最近元気なのは彼の活動のおかげで随分
コミュニティの活動がうまくいってるのもあるんだろうな。
司教で今まで重い病気の人たちの家々をめぐる人はいなかったけど、彼はそれをやるらしい。
アニーもお供したんだとうれしそうに言っていた。
貧しい人々の足元にまでやってくる人というのはそういるものではないんだと言っていたけど、本当にそうなのだろうか。
今なお神父たちはいい服を着ていい食事をして、金持ちの支援者たちだけと付き合っていると文句を言っていた。

あと笑い話だけど、各自1キロずつの食料をもちよって教会でお祭りをやる日があって、
アニーはすっかりそのことを忘れて教会に行ってしまって、
後日ミサのときに持って行ったら皆の前で(そのと」きは他の司教)御礼をわざわざマイクで言われて
すごい恥ずかしい思いをしたとか。おかしかった。

アニーに言わせると今はサルヴァドール全体で女性の活動が盛り上がってきてると。
メルカド・モデーロに下っていく坂道の地区を、知事の命令で観光のために改築するので
そこに住んでいる人たちの立ち退きを命じたらしいんだけど、今まで政府の言うことを
聞いてた女性達がタイヤを積み上げてストを起こして、おかげであそこら一体はえらい交通渋滞を起こしたそうだ。

あと教育の水準は年々上がっていて、そのことも随分アニーを喜ばせている。

あと宗教の関係でクレンチの話がやっぱり出て、アンドレーがクレンチに入信してから、
カポエィラの歌をもとの歌詞で歌わないこととかすごく嘆いていた。
クレンチは他の宗教、特にカンドンブレーは認めていない。
いくつかのカポエィラの歌の単語はクレンチの教えに反するので、言葉を変えないと歌えない。
だからカポエィラは悪魔の作ったものだといっているらしく、クレンチはカポエィラをすることをよしとしない。

昔テンポの生徒だったソーニャも、妊娠してカポエィラをやめたと私は聞いていたけど、実際はクレンチに入信したからだった。
私は生で聞いたことがないけれど、本当に歌が上手で(それは竜太さんもよく言っていた)もう彼女の歌が聴けない
(実に5年の間カポエィラをやっていない)のは本当に悲しいといっていた。

やはり貧民区に対する人々の考えかたというのは教会も含めて今なお問題が多くある。
ここの人々は「私はオンジーナに住んでる」という言い方をするけど、近くにこういう貧民区があることについては言いたがらない。
見栄?

あとブロッタスのカトリックの学校でやっていたヴェフメーリョとアンドレーの子供のカポエィラプロジェクトは終了させられたらしい。
なんでも内部でもめて、カポエィラを削れという意見が金持ち側から出て従わざるを得なくなったとか。
でも子供達はヴェフメーリョたちにもうやんないの?と聞きにくるらしい・・・。かわいそうに。

最近またレウを預かってるけど、レウの弟は脳障害があって、病名を忘れたけどキレやすい病気・すぐ暴力を振るったり、
カッとしたりしやすい病気、それを抱えているそうだ。
まだ四歳なんだけどすぐに怒ったり大声で騒いだり、ものを投げたり、壊したり、刃物を人に向けたりするらしい。
最近親戚の人を刃物で傷つけてしまって、今は昼間の間は施設に預けているんだけど、
そのためのお金や、精神のための薬がえらい高くて、手術するお金もないし、
しかも薬は子供には耐えられないほど肝臓に負担がかかる。
レキーニャ(レウの母親)は一人で二人の子供を育てて今すごく大変な時期なのだそうだ。

レウは本当にさびしいだろうなと思う。

でもトニーやアニー・エレナたちに育てられて、幸せだね。
もしこの子を預かる人が彼らでなかったら、今頃レウはおなかをすかせてどこかに転がっていたかもしれない。
彼にカポエィラがなかったら、きっともっとくだらないことに手をだしていたかもしれない。
レウは本当にカポエィラと一緒に生きてる。カポエィラに関わる人たちに助けられて、どんな風に大きくなっていくんだろうか。
楽しみ。

帰ってみたらゴキブリ全然死んでなかった。ゆうやが激しく激しくそれははげしく落ち込んでた。

夕飯はゆうやのアイデアでカレーうどんを作った。
私が作ったんだけど、こんなものゆうやに食べられるんだろうかとか思いながら。
思わず手が震えますよ。

まだ時差ボケがあって、やっぱり10時にはもう眠い。
明日からは昼寝をいれて生活のペースを切り替えないと。
トモさんとアリーニ 近所の犬
エングラサジーニャ トモさんゆうや

ゆうやの日記(ポルトガル語練習用)
Diário do Espiga


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