ブラジル・サウヴァドール日記
2004-2005 Brasil Salvador
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01/31(月) さやか日記
今日はゆうやは具合が悪いので家で休んでいる。
ショウコさんとジョニーを連れてでかけようと思ったんだけど、アカデミアについてみたらパソコンが思うようにつながらない。
かなりトラブルが多くて困る。

でもジョニーもショウコさんも初めてのことがたくさんあるので写真撮ったりしてうまいこと時間を潰していた。よかった。
ショウコさんは写真とりまくり。
テレビを見てたら、サォン・ラーザロのお祭りをやってる様子が写った。
そこで早速アカデミアをあがったところにあるサォン・ラーザロの教会へ向かうことに。
オンサが一緒に行ってくれる。
上町へあがっていく坂道はついに階段が完成していた。
これもコミュニティの活動がうまくいっているからだろう。
アニーが去年あそこに階段ができるのよとうれしそうに言っていたことが実現していてうれしい限りだ。

ガブリエウとかの家を通って、その隣が実はメドゥーザの家だったということを知る。
メドゥーザは家族がクレンチに入信したので、もうカポエィラはしていない。残念。
サンバが最高にうまかったのだが・・・

サォン・ラーザロの教会の前にはバイアーナ(カンドンブレーというアフリカ起源の宗教を、
ブラジルでもテヘイロ(儀式を行う広場)で行っている人々の子孫・女性)たちがポップコーンを持って立っている。

サォン・ラーザロはカトリックの聖人の名前で、カンドンブレーではオムルーという神が当てられている。
オムルーは時間(Tempo)をつかさどる神でもある。
各オリシャーはおのおのの食べ物を持っているが、
(カルルーやアカラジェーなんかももともとはオリシャーの食べ物)オムルーはポップコーン。
ポップコーンというと普通は楽しい食べ物という感じで、
バイアーナはお祓いとお守りの意味でポップコーンを人々の体に降りかけるのだけど、
最初ショウコさんは意味わからないのでウケてた。でも真面目な儀式なんですよ。

それ以前にショウコさんはいつもニヤニヤニコニコしてるので、トニーから「笑うのをやめろー!」といつも言われている。
サォン・ラーザロは傷を負った聖人で、犬を従えている。
犬がサォン・ラーザロの傷を舐めたら治ったという話が由来で、サォン・ラーザロの絵にも、置物にもすべて犬がついている。
ここの人々は犬を決して悪く扱わない。ていうかそこらじゅう犬だらけ。
そんなわけで今日はたくさんの人々がサォン・ラーザロに怪我と病気の治癒を祈り、回復に感謝しにやってくる日。

ゆうやを連れてくればよかった。怪我も病気もした傷だらけのゆうやを。
(そんな彼に応援メールをお願いしますみなさん)
教会の中にオンサが連れていってくれる。
教会の奥にはよく見るけど、人々が治癒した体の部分の置物を感謝のしるしとしてささげている。

教会の外にでたらアラン(うちのこども緑帯・最近どういう理由だかカポエィラは休んでいる)
とおばあちゃん(バイアーナ)が店をだしていた。
オンサが少しカンドンブレーの話をしてくれた。
オンサのおばあちゃんはインジア(ブラジルの原住民にあたる種族)で、宗教はカンドンブレーらしい。
テヘイロにも出入りしているらしい。有名なマンイ・ミニニーニャの。
ていうかマンイ・ミニニーニャのテヘイロはすぐ近くらしい。本当か?
私も宗教のことはよくわからないけれど、ここを読んでくださっている人たちのためにオンサの話(本当かどうかは別として)
を簡単に説明すると、ブラジルはもともとポルトガル始め、ヨーロッパ諸国の植民地だった時代に、
カトリックの洗礼を受けたわけです。植民者たちは各地に教会を建て、バイーアには365もの教会があります。
バイーア・サルヴァドールはブラジルの最初の首都として発展を遂げました。
同時に植民者たちはアフリカから労働力として多くの奴隷たちをサルヴァドールへとつれてきましたが、
彼らはすでに独自の文化、宗教をもっていたわけです。
カポエィラの前身となるものもこの中にあったと言われています。
たとえば土器・食べ物などもバイーアには彼らとともに大量に流入してきました。
植民者たちは彼らアフリカ人たちも教会に連れてきたかったために、
(独自のコミュニティを持つことに対する警戒・あと単純に従えておきたかったという意図もあり)
カンドンブレーの宗教を認め、各聖人にカンドンブレーの神を置きました。
ただ、カンドンブレーにはマクンバがあらわすような、
悪をつかさどる神(人に呪いをかけ、破壊を行い、人を殺すというような妖術を使います)もいるので、その部分に関して
はカトリックは認めませんでした。
現在もなお、カンドンブレーの信者はもちろんいますし、テヘイロは存在します。
ただしカンドンブレーは皆さんが想像する以上におどろおどろしいもので、
興味本位でテヘイロに出入りしようとは考えないほうがいいと思います。
それは宗教に対する尊敬の念のひとつとしても。
アフリカ人の血をひくブラジル人でさえ、カンドンブレーのテヘイロには畏怖をもつそうです。
神々の降神は決して冗談じみたものではなく、神がその体に降りた人々はヤギを殺し食べ、生きた鳥を食べ、
その血を飲み、しまいにはガラスを食べることもあるそうです(!)
こう書くとずいぶんな感じですが、でも普通の生活の中にももちろん自然にカンドンブレーは存在しますし、
人々はカトリックを信じるとともにカンドンブレーの神々を感じながら日常を生きています。
たとえば簡単な食べ物の中に、簡単な歌の中に、
自然の流れ(大雨が降ったり海が荒れれば海の神に祈ることもあります)の中に。
さて、そんな話の横でジョニーとショウコさんはウキウキ写真を撮ったり。
ひとしきりすごして、坂道を下りアカデミアへ戻る。
トニーが長袖カミーザを作っていた。
近くのサンベルリン・バーで今日はうまい飯があるぞ!ということなので昼食をとる。
レウも一緒に行く。サンベリンの昼食は4ヘアウ(120円)。Frango empasado com verdura。シュシューがおいしかった。
レウは3ヘアウでお子様プレートを作ってもらってた。
ショウコさんとジョニーは昼間からビール飲んでた。

そのあと私とショウコさんはヒオ・ヴェフメーリョまでサンダル見ついでに散歩する。
レウも一緒に行きたいというので、レウも連れて行く。
日本人の私たち2人がブラジル人の男の子を連れて歩く姿はさながらひとさらい。
ブラジルの人気ブランドHavaianasというサンダル屋へ行く。
でも高くて買う気になれなかった。
アサイーをショウコさんにと思ってスーコ屋いったけど4へアウもするんでやめた。

歩いてアパートへ戻る。
途中イエマンジャーの像の前で写真撮ったり。
トニーとアニーの住んでた家を見たり。
ちなみにここの窓からアニーは漁から戻るトニーを望遠鏡で見てたそうな。

アパートにレウがやってきた。
ショウコさんがレウの写真を変形させたりして自分でめっちゃウケてた。
私も鼻が大きくなったり。
レウはジョニーの絵を描いたり。


明日家で預かってる姪っ子のアリアーニは家族のもとへ帰るのと、アニーは早速カルナヴァウの仕事で忙しいので、
夕飯をアニーのために作ってあげることにした。
それが思った以上にてこずって、ゆうやたちに先にレウを連れてアカデミアに向かわせた。
あわてて私は後をおってアカデミアについたらみんなまだ着いてない。
トニーから心配して電話があった。
あれ?どうしたんだろうもう家をでてから45分も立ってる。
もう7:45 練習の時間も過ぎてる!
と思ったらやっと現れた。
どうも寄り道してたらしい。
レウのペースに引っ張られたな。
練習は大人は私たちだけだった。
基本を中心に、ケーダの練習も含め。
1時間しかなかったけれどいい練習だった。
ショウコさんは相手の動きを待ちすぎることと、カウンターで返すテコンドーの癖?について指摘されっぱなしだった。
練習後はみんなでサォン・ラーザロのフェスタにもう一度行く。
アニーに夕飯を届けて。

トニーと上の広場でバカリャウ(たら)とフェイジャォン・フラジーニャとサラダのおいしい夕飯。
男の子たちはサラパテウという肉の煮込み料理、あとショウコさんには魚の揚げ物。
おいしかった。
でも話の中でいくつかおいしくない話があったので、食事のあとどっと疲れがでた。
トニーは私のことをゲヘイラという。
でも私は所詮体と同じくらいちいさな人間である。
でもこれでいいのだ、ちゃんと話ができたほうがいい。
みんながみんないろんなことを考えながら生きてる。
ゆうやの日記(ポルトガル語練習用)
Diário do Espiga