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★ブラジル・バイーア・サウヴァドール、カポエィラ滞在感想文
2004-2005 Brasil Salvador

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極太短躯的伯剌西爾滞在日記

久保直嗣(Boxel)

−15度!のカナダ、トロントから、高度2800m!のペルー、ボリビア、そして夏のCALNAVAL!
のブラジルと目まぐるしく環境がかわって、今回はいつにも増しておもしろい旅だった。
そして時間がないにも関わらず欲張ったおかげでSALVADORには5日しかいられなかったけど、
中身の濃い楽しい滞在だったと思う。一度だけでもグルーポ・テンポのアカデミーアで練習とホーダをすることができ、
カルナヴァウも楽しめた。それだけに今さらながら、5日しかいられなかったのが本当に残念で、何かを学んだ、
習ったというよりはただ「見識が広まった」という感がある。

とはいっても、日本で竜太さんたちのブラジル話を聞くより、やはり直接自分の肌で感じることができたことはとても大きく、
今は日本でカポエイラの練習をするのにも多少でも違った思いがあるように思う。
例えば、カルナヴァウという特殊な状況とはいえ、カポエイラが生まれた背景にある文化や人々の生活を感じられたこと、
トニーやアニーをはじめ本当にみんながもてなしてくれたことなど、サウヴァドールのよさも悪さも、
ほんの少しだけ垣間見ることができた。よさというのはそのもてなし以外にも
人々の陽気さや流れている時間がゆったりとしていること、悪さはカルナヴァウだからというのはあるけど、
マナーのなさやいい加減さなどなど。

 さらにブラジルだけでなく、日本で一緒に練習しているみんなの違う一面も、外国で一緒に暮らすことで感じた。
これは考えてみれば当然のことで、それを通して自分の良し悪しも同時に見直せた。
とにかく自分は5日しかいないから楽しもうという思いが強すぎたところもあるし、逆にこれはこれでよかったとも思う。


 少しだけ滞在を振り返りってみる。思う。
まずボリビアの首都ラ・パスからリオへ入ったわけなのだけど、早速3時間近く遅れる。説明をろくになかったし、
これはもう南米のお約束みたいなものだろう。リオでは、会社のリオ支社長の邸宅に恐れ多くも泊まらせてもらう。
自分はカルナヴァウの混み具合をなめていたところがあって、バスの早目の手配など本当にいろいろとお世話になった。
リオからバスでサウヴァドールへ行く際は、28時間と意外と時間通りだったし、サマータイムのずれで一時間得?をする。
道中はまわりの人とお互いの言語を教えあったり、これから踊りに行くという同年代の学生たちと話したりして時間を潰す。
バスは思ったよりきれいだった。女性は、美人な人はほんと美人でスタイルがいい!

サゥバドールまで乗った長距離バスとリオの「コパ・ビーチ」

 向こうに着いたときは、日本から一番遠い地でこんなに日本人に会うのは変な気分がして、
さやかさんが言うように日本の片田舎に来たような気分になる。
カルナヴァウはすでに始まっていて、到着日からもちろん早速見に行く。
サウヴァドールは、いわゆるリオのそれとは違って最初は戸惑ったけど、楽しかった。何といっても"Filhos de Gandhi"とオカマ!
こいつらはとても目立つし、ガンジー達はなぜか女性にもてているし(といっても一部で、それ狙いの親父達もいっぱいいた)、
香水(聖水らしい!)をかけまくるし。
カルナヴァウ中でもあんなに混んでいるにも関わらず歩きながら煙草を吸いまくっていりガンジージュニアがいっぱいいて、
さやかさんの腕に根性焼きをするし。しかもそこに聖水をかけたらしいし(笑)。


 オカマはサービス精神も旺盛で最高におもしろい。
練習がなかったのは残念だけど、一年で今しかないブラジルの姿を見られたしよかったと思う。
ブラジルの陽気さ、寛容さには本当感心した。日本人でここまで騒ぐのは無理だろうなと思う。
カルナヴァウで4日も続けて踊り続けるのは、岐阜郡上八幡の徹夜踊りとは訳が違う。
さすがにこれがずっと続いたからみんな、特にゆうやはTシャツがあまり売れなかったこともあってちょっと疲れていたけど、
楽しそうだった。さすがに夜中まで踊り通すというのはすごいもので、自分もアカデミーアでちょっと寝た。
でもこのあとフラカォンに起こされて夜中の5時ぐらいなのに暴れたんだけど。


映画の「ドラムライン」みたいで、カッコイイ。


たった一度の練習は本来ならないものをトニーが特別に日本人のためだけにやってくれたもので、主にケーダをやった。
ただこの前日、ジョニーと散歩しに行ったときに多分、アグア・ジ・ココーをきっかけに相当お腹を下してしまう。
本来この飲み物はお腹をきれいにするものだから違うかもしれないけど、
お腹が弱い小生は旅行に行ったらほぼ毎回壊すんだな。まあとにかく急に下してすぐトイレを探し、
カルナヴァウ開催期間で道端に臨時トイレがあったからよかったものの、もしなかったら海中!
もしくは伝説をつくっていたかも(笑)

とにもかくにもこれは翌日の練習にも影響し、ケーダジヒンとかお腹に力を入れる練習がきつかったけど、我慢してやっていた。
休憩がないまま90分ぐらいやり、トイレに行きたくなったので行かせてもらい、それを合図に練習終了。
このあと自分にとって最初で最後のホーダまで時間があるのでトニーと一緒に軽食を食べに行く。
お腹が痛いからお腹にいいしおいしいビタミナス・バナナを飲もうと思ったもののなかったから代わりに別の果物ジュースに。
これもおいしかった。そしてホーダ。

なんと最初はペロラとロボを入れた日本人だけで、トニーだけがブラジル人の状態。
大事な会議があるとかで、もちろん段々ブラジル人も増えてきたけど。かくして一回きりだから気合を入れて臨んだが、
結果としては気負いすぎたところもあった。しかも数回動いただけでお腹がだめになり、コーラスもあまり返せなかった。
トニーをはじめみんなに、今日で最後だからもっと出ろといわれ、けっこうな数のジョーゴできた。
さやかさんはその状態を知らず、あとで怒られたわけだけど、自分の状態のことはすぐ伝えるべきだったのかもしれない。
まあコーラスを返せなかったら、何かおかしいと思わせなきゃだめだし。


トニーがいろいろと世話をしてくれたのは本当に嬉しかった。帰国日には海にも連れて行ってくれたし、
アパートの手配やカルナヴァウで一緒に遊んでくれたなどなど、先生なのにこれだけやってくれるのはまずない。
あと余談で、せっかくの夏のサウヴァドールで焼いて海で泳ぎまくろうと思ったのに、
なんと自分が着いてから2日しか晴れなかった。トニーとは島に行って泳ごうと言っていたのに、
土砂降りの雨が続いて「雨男」の烙印をおされた。極太で短躯なブラジル滞在だったけど、とにかく楽しかった。


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