ブラジル・サウヴァドール日記
2004-2005 Brasil Salvador
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ブラジル・Salvador日記2005/02
バイーア州サウヴァドールのカルナヴァウ(カーニバル)の説明その2
今回はカルナヴァウで聞く音楽についてご紹介したいと思います。
ブラジルといえばボッサ・ノーヴァ、MPB、サンバが日本では有名ですが、どちらもヒオ・ジ・ジャネイロや都会のもので、
バイーアでは日常でほとんど耳にすることはありません。
(ちょうど1月の末にサント・アマーロという田舎を旅した際、偶然にもMPBの天才カエターノ・ヴェローゾの無料コンサートが
あったのですが、集まったのは中高年が主で、ああやはり若者はこういう音楽は聴かないのだなあと実感しました)
サルヴァドールのカルナヴァウでは、実にたくさんの数のトリオが6日間の間走るわけですが、
主にここで聴く音楽のジャンルにはアシェー、パゴージ、ペルクサォンなどがあります。
どれも日本ではなじみのない言葉だと思いますが、アシェーはポップスでもノリに合わせて人々は体全体でリズムをとり、
跳ぶような強さを持っています。一方パゴージはその場で踊れる軽快なリズムが特徴とされています。
ペルクサォンはその名の通りパーカッションをメインにおいたジャンルで、
世界的にも名前が知られているオロドゥンなどがそれです。
バイーアが誇る三人のアシェーの女王にマルガレッチ・メネーゼス、ダニエラ・メルクリ、イヴェッチ・サンガーロがいます。
(三人とも政府が出しているバイーアのカルナヴァウのCMに出てきます。このCMは大変よくできていて、
これ一本でサルヴァドールのカルナヴァウの様子がかなりよくつかめます)現在はイヴェッチ・サンガーロが一番人気で、
今年のカルナヴァウでも歌手として最優秀賞をとりましたが、
そのイヴェッチ・サンガーロも必ず尊敬の念を持つと言われるのがマルガレッチ・メネーゼスで、
今なおバイーアの音楽の女王として君臨しています。
ちなみに今年の最優秀曲部門ではダニエラ・メルクリが「Olha o Gandhy Ai」というガンジーを歌った歌で一番人気となりました。
一方男性の歌手では、シクレッチ・コン・バナナというひげのおじさんたちがやっているバンドが老若男女を問わず大人気です。
今年もバンド部門で最優秀賞、そのほかメインボーカルのベルは歌手としても最優秀賞をとり、
また彼らのブロコも最優秀ブロコに選ばれ、計3つの賞を同時に受賞するという人気ぶりです。
シクレッチのアバダは最も高価で、ピポーカもたくさんいるため同時にシクレッチのトリオには多くの泥棒と警官がついてきます。
最終地点に彼らが到着するころになると警官が列をなして動員される様子はそれはそれで見ものです。
シクレッチの次に人気のバンドはアザ・ジ・アグイアというバンドですが、これまたヒゲをはやした中年のバンドで、
バンドの雰囲気としては20年昔、といった雰囲気ですがそのなんともズレた感じが良くも悪くもバイーアっぽいです。
ちなみに彼らは今年サルヴァドールの空港の正面にドドン!と写真が出ているほど、今年推しのバンドのようです。
不思議なことに若者のバンドで人気のバンダ・エヴァもこれまたヒゲをはやしているのですが、
バンドの成功にはヒゲがかかせないのでしょうか?
パゴージの有名どころには、アルモニア・ド・サンバ、テーハ・サンバ、パゴダルチなどがいます。
ペルクサォンではマイケル・ジャクソンとも共演した世界に誇るオロドゥン、バイーアで一番人気のチンバラーダなどがいます。
今回ご紹介したのはほんの一部で、他にもアフリカ色の強いイレ・アイエーやアラ・ケトゥなどもあり、
アフリカの文化が流入したサルヴァドールという土地をよく表していて興味深いです。
どれも日本ではなかなか入手困難かもしれませんが、どれをとっても大変バイーアらしい特徴があり興味深く、
楽しめる事間違いなしです。
今はバイーアのネットラジオhttp://www.piatafm.com.br/などでも聞くことができますので、
是非みなさんも一度聞いてみてください!
さやか